転塾した後…

夕焼け5

転塾した後…

他塾で疲弊し、低迷して当塾に来られる場合、多く見られる変化をご紹介します。

先生の言うことをよく聞いて、間違えないように真似する必要がないので、疲れない。
「先生に質問する事が楽しい事なのだという事を久しぶりに思い出した。」
自分が認知することをそのまま出せ、表情が生き生きしてきた、という子が多いです。
(ただし、自分では何も発しなくなっている子だと助けようがなく、エンジンが回っていることが必要)

家庭では、新しい塾がどんなものか、初めは口出ししない。
当塾の教え方に慣れて来ると、YTテストで、満点とか1〜2コ違いになる。
「今まで満点なんか取ったことないんですけど…家で何にも算数やってないのに、不思議な感じがします。」とのご感想。
このあたりから、もっとやらせればできるようになると、家庭で算数を教え始める。
塾で、子供が筋の通らないことをいい始める。
「やり方」は決まっているからとガンコ、硬直化した反応。
「自分の認知」を基にした筋の展開でなく「やり方の塗り絵」

当塾と家庭との「バトル」が勃発します。
勉強は何度も反復練習するものだと固定観念の保護者が多く、もっと量をやらせてくださいとの要求。
当塾は「反復練習は知識分野こそ必要であり、家庭で存分になさってください。
でも、思考力分野では、かえって反射的な固い脳になりチャンネル数が増えない。」

当塾では、子供の認知がうまくいかない場合、そこでストップします。
1週間の単元で、算数は例題の所でストップし、基本・練習に進めない。
本人の克服すべき認知の所でストップするので、テストはできないだろうな、と思っていると、
想定外に7〜8割の得点をする、ということが日々繰り返される。
自分の足で歩けていれば、家庭で何もしなくても1回の指導で9割前後とると予測し、実際にそうなることが多い。
「やったー感」で忘れられなくなる。

他塾で「思考力」の反復練習を1年間やれば、それを当塾のやり方に適応してもらうのに1年近くかかります。
脳神経回路の習慣の変化は、それだけ時間がかかるということです。
2年間やれば、当塾に適応する前に入試を迎えることになります。
よほどエンジンが回って好奇心が豊富な子でないと6年からの指導は難しいことになります。