転塾について

転塾について

他塾でうまくいかない、弱点を補強したいという問い合わせが、高学年になるほど増えます。

当塾で教えられるかどうか、個々のケースで判断しますが、以下にだいたいのガイドをお示ししたいと思います。

他塾は、習って真似して反復練習すること・試行して脳神経回路をつくること、が明確に区別されない所が多い。
一斉指導では個々の試行を待てない構造があり、子供が試行する前に解法を明示して、それを反復して覚えさせる。
試行すべき算数の宿題量が、高学年になるほど膨大になる。
簡単な解法を覚えられた4年時が最も成績が良く、後はエンジン不調で急降下というご相談が多い。

他塾歴が長いと、試行せずに覚えるという習慣が身に染みている子が多く、それを消し、試行タイプにするのに同じぐらい期間がかかる。
2022年67合格の子は、4年中頃に転塾してきて前の塾の影響が抜けるのに1年はかかった。

4年初めは、読解力のある子は席が空いていれば入塾可能。
4年中頃〜5年初めは、やる気があれば転塾可能で50%ぐらい。
5年後半からは、他塾の習慣をなくす必要期間が入試に間に合わなくなり、2〜30%ぐらい。
6年になると、数%しか対応できない。対応できるのは、試行力を失ってない、エンジンが回っている子。

他塾→当塾:当塾の試行に慣れずうまくいかないケースが多い。
当塾→他塾:短期的に成績が上がり、長期的に前より下がってゆく。
…当塾では試行をしないと答えに至らず、論理力が鍛えられる。
→他塾で解法を示されるとどんどん吸収して成績が上がる。→試行を鍛えないので本来の実力に戻る。
当塾+他塾:試行をさせる塾+解法を教える塾では、解法をマネる方が楽で子供は試行しようとしなく なる。
…他塾とのかけもちをお断りしている理由。

当塾で、試行タイプになるべく努力してみる →  ダメなら他塾へという流れで損はない。