四谷大塚 予習シリーズ


受験用テキストのスタンダードといえるでしょう。
カラーの図版が豊富で、最新の情報を受けて短期間に改訂されます。
算数は、はじめに例題の解説がのっていますが、それをはじめから真似して
しまうと、自分の足で歩かず、その通り真似する、当ててしまう、ということに
なりかねません。
それでは試行錯誤能力はつかないし、何より自力で解く達成感が得られません。
当塾では、下でご紹介するように、最小の概念を与えて、それを元に、自分だけ
で気づいていけるようなプリントが毎回用意されています。
算数の記述プリント(当塾オリジナル)



■基本が深い
6個のおはじきを2で割ってごらん、と言うと小学校高学年でも、たいて1つの分け方しか
示せません。教科書が適当に書いてあるからです。
受験勉強で難しい算数を解けるのに、割り算の意味をなんとなくしかつかんでいないことは多いです。
受験でも、例えば「15÷□=3あまり3」と、「□÷2=3.5」とでは分け方の意味が違うのです。
また、塾で先取りして教えてしまうから学校ではヒマをもてあましてしまうということが世間では多いのですが、それは多くの塾がやり方優先で、
できれば終わり、という感じだからではないかと、自分も含めて反省しています。
本当に素質のある子なら、割り切れるものと割り切れないものの違いは何だろう?とか、割り切れないものはみんな分数で表せるのだろうか?
とか、目の前には現実に長さがあるのに、例えば円周など分数でも小数でも表せないものがあるのはなぜ?とか、学校の授業でも退屈しない
はずなのです。
予習シリーズの補助プリント


教えられていないから分からない、ではなく、
誰でも思う「当たり前」のことから始めます。
自分で納得する所から始まるので、筋を
通す力が育まれます。
一斉授業だと、せっかちに真似るのに
忙しい子が多いので、本当はよくわかって
いなかった、という場合が多いのです。
■国語



国語は予習シリーズに合わせた知識プリント。
言葉の意味を5個ぐらい自分でかかせるよ
うになっています。
漢字については、塾でやって間違った漢字
はすべて保存し、数ヵ月後にまたスペシャル
として出てきます。当塾では入試前になると
ほとんどの子が漢字をうまく書けるように
なります。
毎回の知識プリントは、答え合わせをして終わりではなく、できないプリントのみ塾に保存され、次に来たときにまたやってもらいます。
それがOKにならなければ、また保存され‥、しっかり覚えないと知識プリントが10枚以上もたまることになります。
当塾では、知識プリントがあまりたまらずに処理できる子は、だいたい偏差値60以上の学校に合格しています。
■国語の記述
記述のプリントが用意されています。
国語のやる気は、やはり自己主張が基本
ではないかと思います。エンジンを動かす
ために、記述は重要だと思います。
そして、ゆくゆくは感覚的な判断力から
論理的な判断力に変化させることを
目指します。
■理科



予習シリーズに合わせたプリントが用意されています。
単なる知識プリントではなく、基本的な理科の筋道を大切にしています。
全部御紹介できないのが残念です。
実験は、予習シリーズの回に合わせて行っています。
てんびんや、振り子など、トンチンカンな場合は、引っ張り出して観察してもらいます。
■社会



予習シリーズに合わせたプリントが用意されています。
筋を重視したプリントで、先生が講義でしゃべる内容に近いものになっています。
全部御紹介できないのが残念です。
■記憶の難所
記憶の難所ではさまざまな工夫がなされています。
例えば農産物の県別順位‥、数個ならなんとかなりますが、
多くの県名をランダムに覚えるのは不可能です。